2012年8月18日土曜日

痛い書きかけ脚本『カカオ豆みつけた。』 Ver.1.02 9・10P。

取った瞬間に照明効果。

 ミユ、ホコリを払って、ページをめくる。

ミユ  あ、これ、辞典みたいになってるんだ。えーっと、チョコチョコチョコチョ…あった。

    えーっと、なになに?「おいしいチョコレートはカカオ村にある。」?…これ、お話の

    本かな?

 ミユ、表紙をみたりする。

ミユ  何々、「カカオ村の行き方」?あれ?これ商店街の地図だ。

 カチヤ

図書  あったかい?

ミユ  あ、これ、借ります。

図書  そうかい。じゃあ、これにクラスと名前書いて。

 2人、図書室に移動する。カチヤ

 ミユ、紙を受け取り、鉛筆立てから一本とり、書きこむ。(マイム)

ミユ  5年2組、坂本ミユ。

図書  じゃあ、確かに。

ミユ  ありがとうございました。

図書  期限は一周間だからね。

 ミユ、学校を出て、商店街に向かう。その途中で本を読んでいる。

ミユ  えーっと、薬局とコンビニの間の道に入ったらいいのか?あれ?あそこに道ってあったっけ?

 ミユ、商店街につく。他、3人で商店街をあらわす(未定)。夕方の商店街、幻想のフィルタ

ーがかかったような感じ。

ミユ  おソバ屋さんがあって、薬局とコンビニの間に…あった。この道か。

 ミユ、路地に入る。商店街の音が遠ざかる。

ミユ  最初の曲がり角を左に曲がって、曲がると赤いポストが見えて来るから、そこを左に

    曲がって、曲がると道が3つあって、そこを左か…。「そこを進むとゲートが見えてくる。」…あ、ゲートって木で出来た門のことか。「これを抜けるとカカオ村に着く。」か。

 ミユ、ゲートをくぐる。異空間が広がる。

 (この場面でカカオ村のもっとせっぱ詰まったのを書いておく。)

ミユ  うちの町内にこんなところあったんだ。ここがカカオ村かな?

 男の子(マサル役)、入ってくる。

ミユ  (あの子に聞いて見よう。)

 ミユ、村娘に近づいて。

ミユ  ここってカカオ村?

男の子 うん、そうだよ。

ミユ  おいしいチョコレートがあるって聞いて…いや、読んで来たのだけど。

男の子 …。

ミユ  ?

男の子 …今はないよ。

ミユ  ないの?なんで?

男の子  カカオの木が育たないからさ。

ミユ  そんな。せっかく来たのに。

男の子 それじゃあね。

 村娘、去ろうとする。

ミユ  どうして?

男の子 何?

ミユ  どうして、カカオの木が育たないの?

男の子 川が干上がっちゃったからさ。

ミユ  どうして?

男の子 そんなの分かんないよ。

ミユ  でも、村の人カカオ豆がとれなくて困ってるんでしょ。

男の子 そりゃあ、困ってるよ。だから、水源を調べにいったんだ。

ミユ  スイゲン?

男の子 川の流れが始まっている所だよ。

ミユ  そのスイゲンはどこにあるの?

男の子 あの山の真ん中あたり。

ミユ  あの山の上のお城は何?

男の子 昔、このあたりを納めた王様のお城なんだって。誰もいったことないけど。

ミユ  へえ、そうなんだ。

男の子 チョコレートがないのは分かっただろ。

 男の子、去ろうとする。

ミユ  よし、決めた。私もそのスイゲンに行く。

男の子 え?

ミユ  村の人困ってるんでしょ?私がスイゲンに行くよ。

男の子 何言ってんだよ!オトナだって行けなかったんだゾ!

ミユ  じゃあ、子どもなら行けるかもしれない。

男の子 …そんなことないよ。

ミユ  とりあえず、行ってみる。無理そうだったら帰ってくるし。

男の子 …。

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