2012年8月18日土曜日

痛い書きかけ脚本『カカオ豆みつけた。』 Ver.1.02 7・8P。

ミユ  あ、先生行っちゃう。

 ミユ、先生を追う。(マイム)

ミユ  先生。

先生  ん。なんだ?坂本?

ミユ  あの、おいしいチョコレートの作り方教えて下さい。

先生  え、美味しいチョコレート?

ミユ  はい。知りませんか?

先生  うん。参ったな。先生、チョコレートは作ったことないんだ。

マナミ バレンタインデーに自分で作ったりしないんですか?

先生  なっ。

マナミ しないんですか?

先生  先生、そこまで落ちぶれちゃいないぞ。

ミユ  じゃあ、作ったことないんですか?

先生  じゃあって、坂本。とにかく先生は作れないんだ。

マナミ ついでに彼女も作れなかったりして。

先生  なっ。

マナミ やーい、ドクシンキゾクー。

先生  こら、マナミ。そんな言葉どこで覚えたんだ。

 先生、マナミを追う。(マイム)マナミ、逃げる。

マナミ わードクシンキゾクのハンランだあ。

先生  独身独身いうんじゃない。

 先生、去り際に

先生  坂本。図書室に行ったらなんか本があるんじゃないか?

ミユ  そうか。はい。そうしてみます。

先生  あんまり、遅くまで残ってるんじゃないゾ。

ミユ  ハイ!

 マナミ、出てきて。

マナミ ドクシンドクシン。

先生  こらっ。いい加減にしろ。

 先生、マナミを追う。マナミ逃げる。ミユ、それを見送る。

ミユ  マナミちゃん、ホントに先生が好きなんだなあ。

 ミユ、教室を出て、廊下を歩き、階段をのぼり、また廊下を歩き、図書館に着く。

 ガラガラガラ。時計の音カチコチ。不思議空間。

 ミユ、図書室の先生(図書と表記)に気付き、聞きに行く。図書室の先生は声の出演。

ミユ  おいしいチョコレートの作り方の本ありますか?

図書  ん?おいしいチョコレート。

ミユ  ありませんか?

図書  うーん。どうだったかな?そこで本の名前と書いた人の名前で調べられるようになって

るから、調べてみな。

ミユ  はい。

 ミユ、図書カードで調べだす。まずは本の名前から。(マイム)

ミユ  お、お、お、おおお、おい、おい、おい、…「オイとセイチョウ」だめだ。ないや。

じゃあ、書いた人の名前で…。チョコレートの本って誰が書いてるんだろう?

図書  あったかい?

ミユ  どうやって、調べて良いか分からないです・

図書  よく考えたら、そこの棚が料理コーナーだったよ。

ミユ  あ、そうなんだ。

図書  そこで、探してみな。

ミユ  はい。

 ミユ、本を探す。(マイム)

ミユ  えーっと、お菓子お菓子お菓子…。あった。

 ミユ、本を取り、読む。しかし、それはマナミに教えてもらった以上のことは書いてない。

 ミユ、本を元に戻して。

ミユ  これ以外にお菓子の本ありませんか?

図書  なんだ。その本じゃだめだったのかい?

ミユ  はい、この本は知ってるんです。

図書  そりゃあ、残念。

ミユ  他にないですか?

図書  うーん。古い本で良かったら、書庫に何冊かあったと思うけど。いいかい?

ミユ  はい。

図書  じゃあ、ちょっと待ってな。

 図書、書庫の鍵を開ける。(マイム)

 カチヤ

図書  ホコリが多いから気をつけて。

ミユ  はーい。

 ミユ、書庫に入り、本を探し出す。

ミユ  お菓子お菓子お菓子お菓子…。あった!えっと「お菓子ダイゼン」?ずいぶん、大きな

    本だなあ。

 ミユ、「お菓子大全」を取ろうと手を伸ばす。

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