2012年8月26日日曜日

完成上演済み脚本「ダンディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」Ver.2.01 34P目。

男      メリージェーン、いえ、ジェニファーが涙を流します。愛の涙です。その涙が神殿のアークに反応して、眩しい光を発するんです。そして…。

 アークが輝きだす。

ピカロ    な、なんだ!

男      ま、まぶしい!

 ダンディ、目を覚ます。

ダンディ   メリージェーン。(涙で)ブラウスが濡れてセクシーだぜ。

ジェニファー ダンディ。

ピカロ    どういうことだ!?

男      分かりません。奇跡としか…。

ダンディ   少々臭いが、昔から言うだろ?愛の力は無限だと。

ピカロ    しぶとい野郎だ。

ダンディ   しぶといのは生まれつきでね。

 銃撃戦が始まる。

男      いよいよ最後の決戦です。やっぱり、派手なガンアクションはカッコ良くて、夢中で見ていました。往生際の悪いピカロはしつこく、卑怯な手を使いつづけるんです。

ダンディ   本当にしつこい野郎だ。

ピカロ    あ、後ろに熊が!

ダンディ   何!?

ピカロ    嘘だ、バカ野郎!

ダンディ   分かってるよ。

男      ちょっとしたジョークを交えつつ、銃撃戦は続きます。

ピカロ    おい、あの女は元気にしてるか?

ダンディ   誰のことだ!?

ジェニファー ダンディ、あの女って誰よ!

ダンディ   メリージェーン。誤解だ。

ピカロ    もてる男はつらいねえ。

男      銃撃戦を続けるうちに話は脱線します。

ダンディ   実際、冒険家ってのもつらい職業なんだ。

ピカロ    そうなのか。

ダンディ   世間の扱いはフリーターと変わらないからな。

ピカロ    聞いてくれよ。車屋ってのも結構…。

ダンディ   うるせえ!

男      それで埒が開かないと思った二人はついに勝負にでます。

ピカロ    こうしていても、始まらねえ。勝負に出たらどうだ?

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