2012年9月23日日曜日

未完成脚本・ドライバーズ・ハイ28P目。

ナット ねえ、隊長。

ボルト おい。

クリス そうね。つまらない国だわ。

ナット そうですよね。

ボルト ちょっと黙ってろ。

ナット イテ。

ボルト 隊長。前からお聞きしようと思っていたことなんですが、どうしてこの件のことを志願されたんですか?

クリス …。

ボルト 教えて下さい。

クリス …個人的な事よ。

ボルト だったらなおさらです。話して下さい。

クリス え?

ボルト 私達は隊長の部下です。だから、それが仕事だったらついて行くしかありません。それが仕事だったらです。

クリス ボルト…。

ボルト しかし隊長は今回の事を仕事だと思っておられるのでしょうか?普段のクリス隊長なら…あんな悲しい顔をしないはずです。

ナット …ボルト。ストーカーって言葉を知っているか。

ボルト うるさい!

 ナット、ボルト、掴み合いのケンカ。

クリス …ふふ。

ボルト あ。

ナット 隊長が笑った。

クリス ふふふ。あはははは。

ナット へへ、へへへへへへ。

ボルト …はははははは。

 3人、ひとしきり笑う。

クリス ごめんなさい。ちょっと昔のこと思いだしちゃって。

ボルト 昔の事?

ナット お、昔話ですか。

クリス 私が昔、あの国に住んでいたということは、前に話したわね。

ナット はい。存じ上げています。

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 {どこかで使おう}

クリス 私の母が言っていた。お父さんは生きている。だから生きている限り絶対に会えると。父さんはネジ師だった。だから私はネジの勉強をした。ネジを続けていれば、父さんに会えると思ったから。17の時に私は図書館で恐ろしいことを知った。あの戦争は仕組まれたものだった。そして父さんを利用し

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