2012年9月1日土曜日

未完成脚本・ドライバーズ・ハイ7P目。

   SCENE 4「控え室」

ライバ ふー、若干14歳。大会参加者の中で最年少だったけど、実家が酒屋で小さい時からこき使われていたおかげで、常人を貼るかに超える体力と瞬発力があったおかげでなんとか予選を勝ち抜く事ができた。さて、予選も終った事だし帰ろうとしようかな。

ナグリ 随分説明的なセリフだな。

ライバ ナグリ。

ナグリ 予選通過おめでとう。

ライバ お前もな。

ナグリ どうする?これから。

ライバ 用もないからかえるよ。

ナグリ そうか。じゃあ、俺も帰るか。

ライバ 途中まで一緒だ。一緒に行こう。

ナグリ そうしよう。

 2人、部屋を出ようとする。

カブリ     よお。

ナグリ     何か用ですか?

カブリ     予選通過おめでとうルーキー。

ナグリ     初めて開かれた大会でルーキーも何もないだろ。

カブリ     おっと、そう慌てなさんな。いいこと教えてやろうってんだからよ。

ライバ・ナグリ いいこと?

カブリ     あの男を見てみな。

 カブリ、一人の男を指差す。その先にはドラゴン=スクリュー。

ライバ     あの人がなんなんだ。

カブリ     ルーキー潰しだ。気をつけろよ。

ナグリ     だから初めての大会でルーキーとかルーキー潰しとかおかしいだろ。

カブリ     見ろあの顔。

ライバ・ナグリ ?

カブリ     潰しそうだろ。ルーキー。

ナグリ     は?

カブリ     じゃあな、せいぜい気をつけるこった。

 カブリ、去る。

ナグリ ちょっと待て。おい結局気のせいかよ。…あいつ日本語通じるのか?

ライバ なんだったんだ?あのおっさん。

ナグリ さあな。ただの知ったかぶりだろう。

 ネジント=イーストウッド、ライバに近づいて来る。

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